社長ブログ
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OMソーラー BeVD 昭和の家
今までのVOLKSHAUS にBe-h@us の部材と木製サッシBe-windowsで磨きのかかった住宅が完成いたしました。BeVDと商標する予定です。
設計はVOLKSの産みの親でランドシップの秋山先生です。何とも言えないシンプルな外観、外構のアプローチや樹木の演出家によって、シンプルな外観に奥行きを感じさせ、縦、横の線が強調されて安定感を感じるさせる住宅です。
内部は木造打ちぱなしの合板表しです解放的なスペースから全開出来るBe-ウインドーによって内部と外部のつながりがうまく表現されています。解放的な空間を一枚の壁で陰をつくり、圧迫感を感じさせないようにコーナーに窓が配置されています。
絶妙なスペースと窓の位置は頭が下がります。
外構では作庭処の川口さんには最後の詰めでは、大変お世話になりました。外構がけして出しゃばりもせず、むしろ建物の演出家として将来を考えて植栽が配置されています。和室から見える小さいスペースには、ただ石と苔だけなのになぜか、広さを感じさせる工夫が見所です。
見学会も予定しています。もちろんOMソーラーも仕事をしています。
除草作業車
長野県富士見町の別荘地のBe−hous 建築現場脇で、エンジン音だけで無く小石をはじき飛ばす大きな音がして、何事かと早々に飛び出してみたところ、道路の除草作業車でした。ゴルフ場の除草作業中でも見たことがない代物で、遠くから見るとトラクターが掃除機の吸い込み口をつけて走っている様に見えます。
平らな所ばかりでなく、傾斜も実にうまく操作されています。建築現場を忘れて見とれていました。
四輪のトラクターにアームを取り付けて、その先に芝刈り機が取り付いているようです。
よく見ると巨大な掃除機の様に見えますが、除草した草はその場所に細かく飛び散るという簡単な仕掛けの物です。傾斜を上ったり降りたりすることが無いので、危険性は無く、操作もなれると奇麗に刈り取ることができそうです。
神長官守矢資料館
私の好き建物がまた一つ諏訪湖の西、中央高速諏訪インターからくるまで5分地元出身の藤森さん設計の神長官守矢資料館を見学する機会がありました、藤森さんの美術館三味でいろいろな美術館の紹介が大変刺激になり印象的であります。今までも美術館回りをしていたのですが展示されている小さな世界に自分を写していたのですが、掛けられている作品の回りに演出されている空間があることに、今更ながらに認識することが出来ました。
神長官守矢資料館は、けして出しゃばりもせず、簡素な素材のオーケストラによってむしろ、新鮮な感じをこの建物で感じることが出来ました。
その建物の書庫と指定されている部屋に入った時、ダビンチの描いた最後の晩餐の風景を思い出しました。
書庫とは指定してありましたがそこにはいがいにも、スチールのテーブルと椅子が整然と並べられことが印象的でした。
トイレに通じる窓から見える山裾にたっている、ツリーハウスもまた面白く、2本の栗の木の上に巣箱を大きくしたような建物で、誰もが上ってみたくなると思います、子供の頃、木の上で小屋を造って遊んでいたことを思い浮かべ、自分だけの居場所にしたかったのではないかと想像します。
和菜屋 宴
在来木造工法 店舗併用住宅 和菜屋 宴
敷地を探す段階から店舗の希望を優先させるため、なかなか気に入った敷地を見つけるまで到達出来ませんでした。
「住宅街では夜間の車の出入りでご近所に迷惑がかからないだろうか。」「敷地内での駐車スペースがどれだけ確保できるか」など、敷地の条件はかなり厳しい中、現在の店舗の近くでなんとか見つけることができました。敷地探しで時間がかかってしまい、完成までの工期があまり残ってませんが、計画もまとまり今後の着工を待つばかりとなりました。
今回の計画では、駐車スペースをどのようにとるか、それによって店舗のエントランスが決まってきます。山梨は車社会ですから、駐車場の無いようなお店ではお客様に来て頂けません。
オーナーの食へのこだわりと、間取りに陰をつくって落ち着きを持たせることを考えています。完成後は食と彩をいかがですか?
植栽 昭和の家
私がもし建築の仕事をしていなかったとしても、きっとランドスケープか造園に携わっていたことでしょう。
子供の頃から野山を駆け回り植物に接していたこともあって、門前の小僧ではありませんが自然への意識が身に付き、自己流ではあるものの、植栽を常に建物と一体と考え、引き立て役となるように計画をしています。
今回の昭和の家では、割り当てられた予算の中で樹木と芝を注文し、現場のスタッフ全員で一日掛かりの造園工事をしました。梅雨時だと言うのに甲府の暑さといったら…
山梨の冬は、天気は良いのですが、底冷えする大変寒いところです。その上、夏は盆地特有の蒸し暑さで、全国的にも過ごし難いところだと思います。しかし、その気候こそが果実、特に【ぶどう作り】には最適なようです。
Kさんの家 新築工事
Kさんの家 は店舗併用住宅
ozawa-standardであるVOLKS-Aの国産唐松集成材を構造材とし、むき出しのままの力強さと美しさを見せた素材と、敷地の形状の関係もあり住宅と店舗とを適度に離し落ち着きを持たせることに留意し、住宅と店舗との間は植栽で陰をつくりながら中庭を共有することができるように工夫を凝らしました。また、エントランス側の軒の高さを押さえて横の線を強調させ、シンプルなスタイルに計画しました。
OMソーラーは住宅と店舗と別に設置します。内部はむやみに天井高を上げず開口を大きく採り、外への視界の広がりを考慮しています。
このVOLKS-Aというシステムがあるからこのようなスタイルの設計が可能なのです。
店舗への車の進入が住宅へ影響を与えないように道路に対して建物を30度ほど振ることで敷地に奥行きが出て内部からの視界の影響も少なくなりました。
住宅はおばあちゃん、夫婦,子供二人の二世帯住居で生活スタイルの違いを納戸を挟んで分けました。水回りは共有させて仕事の合間にスムーズに家事ができるように考えています。
完成までが楽しみです。
蔵の街 川越へ
30年ぶりの川越に来ました。
学生のころ、『川越蔵造り町並み保存』のコンペで現地調査をして以来です。何人かの仲間と図面を分担してなんとか期限に間に合わせて…結果は佳作でした。
今回は現地調査ではなく、OMソーラー協会の会議の合間を縫っての散策です。
以前の町並みは、ひっそりとしていて観光客といってもそれほどは見られず、蔵のはがれ落ちた漆喰にむしろ風情を感じたことが思い浮かびます。
山内丸山遺跡
文化財の山内丸山遺跡を見学することができました。
ここには野球場を建設する予定だったそうですが、史跡が発見されたため発掘調査をし、再び土を1メートルほど盛って、保存の為に埋めてしまったそうです。史跡を表面に出してしまうと風化してしまうので、適度な湿度を保つために土中に埋めて保存しているとのことです。
この山内丸山遺跡は5000年前の住居跡だそうです。
右側の建物ははっきりとしませんが、集会所か儀式のための場所らしいとのことです。
左の塔は何らかの儀式に使われたものと思われます。
一般的な住宅にしても集会場にしても、また左の塔にしても、決められた寸法の上で計画されていて、人の一部をスケールの基準にしてその何倍かのグリットで建築されていることの説明がありました。
今現在でも、民家のスケールは人の背の高さ「ヒューマンスケール」から鴨居の高さと間取りのスパンができています。5000年前にどのようなモデュールを使ったのかはわかりませんが、今の時代の建築に通ずることが何ともすばらしいことだと感動いたしました。
また、和田峠の黒曜石。谷村美術館近くの糸魚川で採れる翡翠が、この集落で原石の加工がされていたそうなんです。その翡翠には糸を通す5ミリほどの孔が開いていますが、いったいどのような道具で固い石にあなを開けたのか、またどのようにしてこの場所に原石を運んできていたのか驚くばかりでした。
山中の家【完成見学会】
6月10、11日 山中の家の完成見学会を行います。
場所は、山梨県南都留郡山中湖村山中
VOLKSHAUS-Aのすっぴんタイプから少し大人の雰囲気になっています。
敷地を見た第一印象は京都嵯峨野の祇王寺の庭園を思い出しました。
自然の木々の間には適度な湿気で緑のじゅうたんを敷き詰めたような風景と木漏れ日がまた雰囲気をもり立てています。その周りの景色を建物の中にどう取り入れるかが今回の提案でした。