社長ブログ
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木は鉄より強い
木はひと言でいっても、樹種によって性質は大きく違います。また同じ樹種でも生まれも育ちも違えば、強度も違い、ひとつの樹幹の中であっても場所によって強度は違ってきます。木は生命体として生きてきたのですから、ばらつきがあるのは当たり前です。それぞれの個性を活かして使うことが大切で、弱いものが駄目なのではなく、弱いものは弱いものなりに使うのが人間の知恵で、その特徴を知って、使い場所や材のとり方をわきまえる事が大切なのです。
木・森を大切に思う人々
吉野杉
吉野林業といわれている地域は、広義には奈良県吉野郡全体を指している。一般にはもっと狭い範囲、即ち奈良県の中央部を東西に流れる吉野川の上流域にある川上村、東吉野村、黒滝村の3村で構成されている地域をいう。
手入れの行き届いた天然絞林
吉野杉でつくる木陽倶楽部の家
企業組合木曜倶楽部とは、古来からの良材、奈良吉野杉を中心に、原木から製材、暮らし方までをトータルに考える、木の家づくりネットワークです。森を知り、木材生産のシステムに参加することで、独自の安定供給、安定価格の道を確立するとともに、高品質の追求を目的にしています。また、住まう人の健康や自然環境との共生をはかるために、建物の構造や意匠、自然素材の利用に関する共同研究や開発も行っています。
家づくりは、森から始まる…
豊かな緑のなかで深呼吸をすると、生き返ったような気分になります。木もれ日には生命のきらめきを感じます。森は、生気が盛り、生命を守り育てる「守(もり)」でもあります。地に根をはっていたときの木の生命力、そのたくましさは、切られたのちにも引き継がれ、生命あるものを守り続けます。触っても石や鉄のような冷たさがなく、硬すぎず柔らかすぎず・・・
私たち日本人は古くから家づくりにさまざまな木を生かしてきました。特に、水や曲げに強度に強く、木目が美しい杉は、構造材から建具、内外の壁板にいたるまで幅広く重宝されてきました。 杉の恵みをいただくために、杉の森を手しおにかけて再生していく。家づくりは森から、森づくりからはじまっています。
森の恵みを、ネットワークする…
奈良県南部より産する吉野杉。節の目が混んでいて、色・香りともにすぐれた吉野杉は、育て伐り出すまでに多くの手間と時間を要し、まさに親子三代を超える丹精のたまものといわれています。
木陽倶楽部の私たちは、林業家の皆さんと直接提携し、安定供給、安定価格の確立だけでなく、家づくりを通して、森を守り、生命の環境をはぐくむ運動として活動しています。そのためには、製材所、設計者、大工職人、工務店など、多くの力を終結させる必要があり、もちろん実際にお住まいになる方の参加もなによりのこと。お互いの素顔が見える信頼関係の中で木に寄せる思いを語り、熟練した技術を注ぎ込む。これらがひとつになって、木の家に本当の生命が吹き込まれていきます。
森と人とのネットワークが生む大きな力。それが木陽倶楽部の木の家づくりです。
ベーシックは美しい。
フォルクスAは、家づくりの原点(本来)に戻り、住宅の基本とすべき要件を満たし、そして、これからの住宅が大切にすべきことを見極め、それらを丸ごと包んで、ひとつのシステムとして提案するものです。
家作りの原点。
家は身の丈のものです。これみよがしに構えないで、肩にチカラを入れないで、リラックスできる気安い家、それでこそわが家というべきもの。家は、その家族の歴史と生活の器です。
家は、ある与えられた時間を生きます。その家を建てた人間の命よりも長く生き、やがてその者を看取り、その家族の生長を見守り、生活の場を提供し続けるものです。
この家は、最近の流行住宅と比べると、一見無愛想にみえるかも知れません。しかし、流行はやがて廃(すた)れますが、シンプル・イズ・ベストな家は、時間の経過と共に、段々と落ち着きのある美しさをかもし出してくれます。奇を衒(てら)わない、そんな清々(すがすが)しい家をつくりたいのです。
建築するに際して、もちろん予算は多いに越したことはありません。けれども私たちは、お金を掛けさえすればいい家になる、という考え方に与(くみ)しません。いやむしろ、お金を掛ければ掛けるほど俗悪なものと化した例をたくさん知っていて、そうならないようにしたいと思っています。
この家の基本となるもの。
OM eco shop 住む。
おもしろい、もったいない。
みんなで、ここから。
どんな新しい暮らしがいいのでしょう。
長い必要と、長い好みと、長い寿命に応える家とは?
ひとつひとつをじっくりと。大切にみつめて。
思いを語り、考え方を知り、
知恵に学びながら、形に近づいていく喜び。
OMエコショップは、家づくりの楽しさに出会うところです。
太陽も風も雨も。土も草木も。
自然の営みは、ひとつの大きな、
めぐりの輪でつあんがっています。
私たちの日々の暮らし、
その営みもまた、この輪の中にあります。
健やかでやすらぎのある生活が、
自然にとっても健全なサイクルとなる。
OMエコショップは、人と自然のつながりを考えていくところです。
素材に関わる人、技術の人、暮らしを設計する人。
それぞれの顔が見えてくると、
つくりたいこと、できることも見えてきます。
ものに触れ、見聞きし、想像力をはたらかせる。
新しい出会いが、可能性を拡げ、
暮らしを豊かなものにしてくれます。
OMエコショップは、人と人を結ぶところです。