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2007.02.12
森林の不思議-1
木が成長して森林となるのには、一枚一枚の葉の光合成による、有機物の生産があるからです。
光合成は、太陽の光エネルギーを利用して、炭酸ガスから炭水化物をつくり、酸素を放出している。
森林は成長しながらガス交換の役目をしています。
資料から1キログラムの植物体をつくる為には、約1.6キログラムの炭酸ガスを吸収して、約1.1キログラムの酸素を放出します。日本の森林ではいろいろな条件がありますが、1ヘクタールあたり15〜30トンの炭酸ガスを吸収して10〜23トンの酸素を放出しています。40人から80人の必要な酸素を供給していることになります。
元々空気中には21%の酸素が含まれていることから、森林が無くても酸素の不足することは起こりません。
問題は森林が呼吸して固定する炭酸ガスにあります。
通常炭酸ガスは大気中には0.03%含まれて太陽からの熱で暖められた地球の放熱を遮断して温室効果によって地球の温度調節に重要な役割を果たしています。炭酸ガスの濃度が上昇すると温室効果が上昇して、地球の気候が変わり、赤道を中心とする砂漠化が進行するとのことです。
このままですと、21世紀半ばには炭酸ガスの濃度は倍近い0.06%に達するようです。
森林は幹という炭酸ガスの貯蔵庫を持っています。光合成によって炭酸ガスの炭素を有機物に変えて幹に貯蔵しています、森林の保護だけでなく。元気な森林でたくさんの炭酸ガスの消費をしてくれます。
大気の炭酸ガス濃度の調節にかかわっている森林が生存と環境の問題として考えて行く必要があります。
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