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2011.02.18
住まいと暮らしの学校〜パッシブデザイン
BY NATURE’S DESIGN 大自然のかたち より
大学を卒業した後ツーバイフォーの住宅メーカーからスタートし、営業畑ですが長年住宅の仕事に携わってきました。
住宅の仕事をしていく上で個人的に大きなテーマとなっているのは、パッシブデザインです。
パッシブは日本語では「受動的」いう意味で使われることも多いですが、パッシブデザインは、どちらかというと外の環境に積極的に関わっていく建築的な技術です。ただ、力でまわりの環境を変えていくのではなく、その地域の特性やポテンシャルを読み取り、呼応するように活かしていく技術だと思います。武道でいうと相手の攻撃をも取り込み、全体を再構築して技をかけていくような合気道に通ずるところがあるのではないかと感じています。
以前、ちょっとご紹介した企業や自治体、NPOなどの研修や組織づくりに活用されているダイアローグ(対話/意味が流れるが語源)も同じだと思います。
議論ではなく対話。ねじ伏せるのではなく、相手(環境)を活かす。関係性や全体性を重視する手法です。
パッシブデザインとは、
「自然の営みに感謝し、折り合いをつけながら、自然と応答していく建物と暮らしをデザインすること。」そんな風に私自身は捉えています。
by hosoda
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