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2011.02.12
「バウビオロギーという思想」〜おすすめの一冊
ドイツのアントン・シュナイダーという方が書かれたちょっと固めの本です。ドイツで生まれたバウビオロギー(建築生態学)は、建築(バウ)+生命(ビオ)+学問(ロゴス)を語源とし、人間本性と気候風土を科学し、環境と健康に配慮した建築の創造を目的とする学問です。
この中で示されている25の指針を見ると我々の家づくりの考え方に通ずる部分が結構あります。その中のいくつかをご紹介したいと思います。
4. 自然とむきあう、個性的で人間的な住環境とは
5. 自然素材を適材適所に
9. 断熱、蓄熱のバランスを
11. 太陽エネルギーを有効利用しつつ、放射熱による暖房を
22. 調和的な尺度、プロポーション、フォルム
25. 社会に負荷を与えない
この本に、“建物は第3の皮膚”という言葉がでてきます。外界とのやり取りをしながら温熱環境を調整するなど、確かにそういった面があると思います。
あまり頭でっかちにならずに身体が感じていることに素直に耳を傾け、いろいろなつながりの中で家を考えることは大事だと思います。
by hosoda
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