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2010.12.10
見立て
辞書で調べると、「見て選び定めること。選定。」「病気を診断すること。」などとある。以前、木造建築病理学の話を書いたことがあるが、住宅のメンテナンスにおいてもこの「見立て」ということがとても重要である。
要するに、正しい診断ができなくては、技術がいくらあっても問題は解決しないということ。当然、正しい診断だけでも問題は解決しない。正しい診断をした上で、処置・対応等について方針を決め、修理などができる技術があってはじめて、問題を解決することができる。
さらに、難しいのは、これに費用が絡んでくるということ。その費用を誰が負担するにしても、費用対効果の判断は常につきまとう。直ればいくらかけてもいいということは、まずあり得ない。状況、お客様の希望、処理方法、費用など総合的に判断して、対応していくことになる。
お客様からメンテナンスの依頼があった時、まず「見立て」という作業がある。これが、早い段階できちんとできていれば、大事になることも少ないし、時間・費用的な面でも、お客様に満足いただける仕事ができるのだと思う。
ひとつひとつのケースをしっかり検証し、自分が弱い分野は勉強し、いい「見立て」が早くできるように頑張らねば・・・
by hosoda
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