スタッフブログ
Staff Blogスタッフブログ
便利さの裏側で失うもの
我が家のトイレはINAXのサティスを使っています。 無償でしたが、今まで2度ほど水が止まらなくなって、修理してもらっています。先日は、自動開閉の機能(便器の前に立つと自動的にふたが開くというもの)が故障、修理はせず、現在手動で使っています。
住宅設備に限らず、いろいろな機能が多くなってくるとそれだけ故障も多くなるのを感じます。あらためて身の回りを見回してみると、「そこまで必要?」と思うような機能があふれています。
OMソーラーは基本特許期限が終了した事を受けて、名前は違いますが、いくつかのタイプが世の中に出回っています。 私たちは、自然エネルギー研究所(旧・OM研究所)、地域工務店の協同組合もくよう連、ソーラーの部材を製造開発してきたトモスとともに、同技術を「ソーラーれん」と名付け、普及に向けて取り組んでいます。
システムをコントロールする制御盤も自動化、小型化されたものがでていますが、果たしてそれが目指すべき方向なのかどうか、個人的にはちょっと疑問を感じています。
ほどほど、ちょっと不便・・・もともとOMソーラ−にはそんな言葉が似合うような気がします。ジェット機ではなく、グライダー。モーターボートではなく、ヨット。パッシブデザインの神髄はそんなところに活かされていると思うのです。
築15年を越えるOM創成期の頃の住まい手の方と話をしていると、OMの家を建てるということは単にソーラ−システムの採用ではなく、暮らし方・生き方の選択であったと感じることがあります。
私たちの仕事の本質がどこにあるのか、住まい手に提案していくべきことは何なのか、考えさせられるひと時でもあります。
by hosoda
コメント&トラックバック
トラックバックURL: https://ozawa-standard.jp/staffblog/wp-trackback.php?p=583