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2010.08.10
農的な暮らしからコミュニティの再生を考える
住まいの建て替えにあたって、先祖から受け継いだ広い敷地をどう活用していくかということが、時々話題にあがります。 庭の手入れなど広すぎる敷地を持て余している人も結構いらっしゃる訳です。
都内ですと、共同住宅を建設したり、敷地を分割して小さな建売り分譲をしたりということがありますが、地域性もあり、山梨ではなかなかそういう訳にはいきません。
ひとつの提案として共有スペースなどを設けて、2〜3軒が集まる小さな家の計画をしたり、敷地の半分くらいをクラインガルテン(市民農園)として開放し、人々が集まるコミュニティづくりをするプランなどもあります。
地域のコミュ二ティが失われていく時代の中で、あらたなコミュニティによる人とのつながりを求めている人が増えているように感じます。誰かと繋がっていたい、誰かに必要とされていたいという根源的な欲求がやはり、ひとにはあるのだと思います。
住まいと庭のあり方が新たなつながりを生み、関係を形づくっていく可能性を秘めているような気がします。まだ、大きな流れまでにはなっていませんが、大地に触れる、命に触れることで忘れられていた記憶に火がつき、人々の意識と行動を変え始めているのだと感じています。
by hosoda
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