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「住まいを変え、暮らしを変え、コミュニティを変えていく」
「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」
これは、ユニクロ(ファーストリテーリング)が2008年に掲げたステートメントです。
この言葉にちなんで、住宅の業界に身を置く者として、個人的な想いを掲げるとすれば、「住まいを変え、暮らしを変え、コミュニティを変えていく」でしょうか。
家を閉じられたものとして考えると核シェルターのような発想になります。冬場に太陽の熱を取り込んだり、夏場に自然の風を活かしたりということを考えると、閉じたり・開いたりの技術が必要になってきます。そもそも我々が手がけているパッシブソーラーハウスは、熱や空気を媒介として、外界との豊かで心地いい、つながりをデザインしていく住宅でもある訳です。
太陽エネルギーや風、まわりの風景を遮断したり、どう取り込んでいくのかが、快適さや心地よさにつながっていきます。向こう3軒両隣りのご近所さんや地域のコミュニティとの関係性が、これからの家づくりの重要な要素にもなってきます。
私自身は9年前に、家族で愛知県の名古屋市から八ヶ岳の南麓に移り住みました。
RCのマンションから木造の一戸建ての自然エネルギーを活用したOMソーラーの家(VOLKS HAUS)へと、住まいを変えたわけです。
環境がかわったことによる部分も大きいですが、暮らし方も変化してきました。
具体的に言えば、家で過ごす時間が多くなり、暮らしそのものを楽しむようになったといえるでしょうか。
タイトルで掲げた最後の、「コミュニティを変えていく」ということ。 このことに関しては、まだ取り組み始めたばかり、これからの大きなテーマとなるでしょう。
変えていくというよりは、時代の変化に合わせて変わざるをえないと言った方が正しいのかもしれません。グローバル化が進む一方で、あちこちで分断も生まれ、今までのやり方が立ち行かなくなってきています。地域のコミュニティは、新たな役割を担って再生していく時なのだと思います。
by hosoda
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